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理化学研究所 核内遺伝子が宿主から寄生植物へ水平伝播することを発見 (2010/05/31)

理化学研究所は、トウモロコシなどに寄生する双子葉植物ストライガの遺伝子を大規模解析したところ、本来、双子葉植物では存在しない遺伝子ShContig9483を発見しました。

これは、寄生植物が宿主に寄生した結果、遺伝子が水平伝播した事を意味し、このような核内遺伝子の植物における水平伝播の発見は初めてであり、宿主植物と寄生植物の進化の過程を調べる意味で非常に興味深い発見です。

この研究結果は、Science誌にに掲載されています。

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農業生物資源研究所 コシヒカリのゲノムの起源を解明 (2010/05/28)

農業生物資源研究所は、コシヒカリのゲノム配列を解読し、品種改良に伴う遺伝子の組み合わせの変化を解明したことを発表しました。

日本におけるイネの品種改良は長い歴史があり、コシヒカリは1956年の開発以来、半世紀以上経過しています。しかし、祖先の品種から現在の品種へどのような遺伝子が伝わってきたのか詳細には解明されていませんでした。

この度、コシヒカリのゲノム配列を明らかにするとともに、既に全ゲノムが解読されている「日本晴」との比較することにより、67,051個のSNPsが確認されました。

この中から1,917個のSNPsを選び出し、タイピングアレイを用いて品種改良に重要な151品種のものと比較することで、「朝日」、「亀の尾」、「愛国」といった6種の有名な在来品種からゲノム領域を受け継いでいることが明らかとなりました。

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J. Craig Venter研究所 人工DNAで自己複製に成功 (2010/05/24)

米国の非営利ゲノム研究所であるJ. Craig Venter研究所は、化学的に合成したMycoplasma mycoidesのゲノム(108万塩基)を別種の細菌細胞に導入することにより、人工的に合成したゲノムに支配された細菌が誕生し、自己複製することを確認しました。

人工合成のDNAで新たな細菌を作り上げた今回の成果は歴史的な事であり、また、新たなゲノム設計によるバイオ燃料の生産や、ワクチン・医薬品製造の効率化の面でも期待されています。

なお、この研究成果は、5月20日付のScience誌に掲載されています。

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富士通研究所 バイオ医療の研究拠点を開設 富士通グループ初 (2010/05/20)

富士通研究所はシンガポールに同グループ初となるバイオ医療の研究所の開設を発表しました。

当研究所では、シンガポール科学技術庁セラピー実験センター(ETC)、シンガポール国立大学(NUS)、シンガポール国立大学病院(NUH)、シンガポール癌科学研究所(CSI)といったシンガポール国内の主要な研究機関と協力し、人工抗体の開発が進められています。

従来、人工抗体は不安定なRNAから合成されていたため利用分野が限られていましたが、富士通では、RNAに代わりに安定なDNAを用いる技術を確立しました。また、得られる人工抗体は化学的に多様な相互作用を実現できるという優れた特性を有しているため、疾患を効率よく診断できることが期待されています。

今後、前立腺ガン、胃ガン、循環器疾患、デング熱といった疾患の診断に人工抗体技術を適用することを目指します。

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北海道大学 アマミトゲネズミのY染色体消失過程を解明 (2010/05/15)

哺乳類はXとYの染色体をもち、XXであればメス(女性)、XYであればオス(男性)となります。この特徴はどの哺乳類も共通です。ところが、日本に生息している天然記念物アマミトゲネズミでは、オスにおいてY染色体が消失しているにもかかわらず、きちんとオスが生まれてきます。

そこで、どのような過程でY染色体が消失したのか研究を進めた結果、少なくとも3つの過程を経てY染色体が消失しており、性決定遺伝子だけではなく、精子を作るための遺伝子も消失していることがわかりました。

従来、哺乳類のY染色体は進化と共に短くなり、Y染色体上の遺伝子も減ってきているため、このまま進化が進めば、1400万年後にはY染色体が消失し、哺乳類が絶滅するという説も提唱されていました。今回の研究では、このような説に異議を唱えるもので、Y染色体消失が男性消失に直接的につながらない可能性を示しています。

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日本ケミファ 日本薬品工業を完全子会社化 (2010/05/13)

日本ケミファは、株式交換により日本薬品工業を完全子会社化することを発表しました。

近年、外資メーカーや大手製薬メーカーがジェネリック医薬品市場へ参入してきており、さらなる競争の激化が予想されます。
今後さらなる競争力を得るため、日本薬品工業を子会社化することでシナジー効果や、サプライチェーンの生産性及び効率性の向上を行い、生き残りを図ります。

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三菱化学 カリフォルニア大学との共同研究を延長 (2010/05/07)

三菱化学株式会社はカリフォルニア大学サンタバーバラ校と行ってきた共同研究開発を4年間延長すると発表しました。

これまで、三菱化学は同大学との研究開発費として9年間で1850万ドルを拠出していましたが、さらに4年間で400万ドルを拠出する予定です。

現在、LED照明、有機太陽電池、有機光半導体といった先端機能材料分野を重点に研究しており、多くの成果が期待されます。

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東北大学 ダウン症候群に関する遺伝子候補を推定 (2010/05/06)

東北大学の牧野助教は、Aoife McLysaght博士と共同で、ダウン症候群に関する遺伝子候補を多数突き止めたことをPNAS誌に発表しました。

21番染色体が1本増えることでダウン症が発症しますが、ダウン症との関係が明らかになっている遺伝子はこれまで多く知られていませんでした。

この度、遺伝子数の増減に着目することで、全ゲノム重複遺伝子には、遺伝子数が増減しにくい量的均衡遺伝子が多く存在することを突き止め、病気に関係する遺伝子が多く含まれることが明らかとなりました。

PNAS誌へのリンク

タカラバイオ キアゲンにLA-PCR法のライセンス契約を締結 (2010/05/01)

タカラバイオ株式会社は、LA-PCR法に関する特許の非独占的実施権をドイツのキアゲン社に供与するライセンス契約を締結したと発表しました。

LA-PCR法は、PCR法の能力を飛躍的に向上させた方法で、DNAの合成をより正確に行う事で、誤合成が多い従来のPCRでは不可能だった数万塩基にわたるような長鎖DNAの合成が可能となります。

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