トップページ» ニュース» 2009年07月

カルフォルニア工科大学 遊泳動物により引き起こされる海洋混合のメカニズムを発表 (2009/07/31)

カルフォルニア工科大学のJohn Dabiri氏らは、これまでの海流、気温、風などが海洋環境(海洋混合)に影響するという従来の考えの他に、クラゲのような遊泳動物が海洋環境(海洋混合)に影響を与えるという逆説的なメカニズムも無視できない事を示す研究結果を発表しました。

これは遊泳動物の活動が気候の変動にも影響すると考える事にもつながり、大変興味深い研究結果です。

本研究は、7月30日発行のNatureに掲載されています。

プレスリリース

Agilent 化学機器・真空機器メーカーVarian社を買収 買収総額15億ドル (2009/07/28)

Agilent Technologies(本社:米国カルフォルニア州サンタクララ)は、理化学機器・真空機器メーカーであるVarianの買収について正式契約をしたと発表しました。買収総額は約15億ドルです。

この買収により、Agilent Technologiesは分析機器メーカーとして、ライフサイエンス分野にてより幅広いソリューションを提供できると共に、NMRや真空機器の市場へチャネルが開けました。

プレスリリース

人工核酸を用いてmiRNAの挙動をリアルタイムで観察 (2009/07/24)

理化学研究所の岡本晃充博士らは、核酸の特異配列に結合したときのみ蛍光する
人工核酸を開発し、生きた細胞におけるmiRNAの挙動をリアルタイムで観察することに成功しました。

この度の研究で使用された人工核酸による解析手法は、細胞から核酸を抽出や増幅をすることなしに解析が行えるので、ハイスループットかつ生体内での核酸の挙動を観察する方法として期待されると考えられます。
そして今回の研究結果のように、miRNAのような微小で検出が困難な分子に対しても、優れた結果が得られ、がん診断などの応用分野への可能性も広がります。

また、岡本晃充博士は、有機化学の考え方を利用した生体高分子の解析をテーマにされています。SNPsやエピジェネティクス(メチル化DNA)は、岡本博士が研究する代表的な解析対象であり、miRNA同様、創薬・診断などの分野で注目されています。この度の研究で用いた人工核酸を、これらの分野に応用することも可能かもしれません。

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理化学研究所 乾式接触法を用いて単層カーボンナノチューブの量子ドットの規則的配列を発見 (2009/07/15)

理化学研究所は乾式接触法を活用することで、炭層カーボンナノチューブ(SWCNT)の量子ドットが6.42nmの間隔で規則正しく配列されることを発見しました。

SWCNTは、高い熱伝導率とnmオーダーと極めて微細な構造の為、リソグラフィー技術で限界に達している微細化した半導体デバイスの、シリコン系材料に代わる次世代の半導体デバイス用素材として、期待されています。

SWCNTを半導体デバイス素材として用いるには、SWCNTを電極に接合し、電子状態を原子レベルで理解することが欠かせません。従来の溶媒を用いた方法では、さまざまな問題があり、電子状態を調べることができませんでしたが、このたびの研究では、溶媒を用いない「乾式接触法」と呼ばれる方法で、SWCNTを銀の電極に直接接合させ、電子状態を調べました。

その結果、SWCNTの量子ドットの規則的配列を発見することができました。今後の半導体デバイス開発などの応用へ期待がかかります。

この研究結果は、NATURE NANOTECHNOLOGYオンライン版に掲載されています。

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エーザイ DNAメチル化阻害剤 Dacogenの臨床試験を米国で開始 (2009/07/08)

エーザイの米国子会社であるエーザイ・メディカル・リサーチ・インクは、DNAメチル化阻害剤Dacogen注射剤のAML(急性骨髄性白血病)の臨床試験を、米国にて開始すると発表しました。

DacogenはDNAメチル化を阻害する新しいタイプの薬剤で、AMLの発症を抑制するとされる遺伝子の不活性化(DNAのメチル化により起こる)を防ぐ事で効果を発揮します。

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理化学研究所 有機高分子材料の改良型薄膜形成法を発表 (2009/07/02)

理化学研究所は、有機高分子材料により高品質な薄膜を形成することができる改良型ESD法を発表しました。

有機高分子材料は、次世代のディスプレーや半導体の材料として期待されていますが、一方で、耐性の問題からシリコンなどのような無機材料のように、真空や高温条件化で薄膜形成を行うことができません。
そこで、有機高分子材料への薄膜形成は、静電気を利用したエレクトロスプレー・デポジション法(ESD法)が有効だと考えられていたのですが、薄膜上にピンホールができてしまうという欠点がありました。

この度の改良法では、2種類の異なる蒸発速度を持つ溶媒を適切な割合で混合しながらESD法を実施するというもので、ピンホールの形成を抑え、高品質な薄膜を有機高分子材料上に形成させることに成功しました。

ESD法は有機半導体を製造するために用いる他、DNAチップなどの製造にも用いられます。
有機半導体の製造のほか、ESD法が実施されている分野で、改良方法として応用が期待されます。

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