トップページ» ニュース» 2009年05月

東京理科大学 炭素同位体に由来する不斉制御の可能性を示唆 (2009/05/07)

東京理科大学の硤合憲三教授らは、不斉自己触媒反応を用いて炭素12/炭素13という炭素同位体に由来する微少なキラリティーが不斉反応を制御する可能性を示しました。

地球上に存在する有機化合物中の炭素原子は、約98.89%の炭素12と約1.11%の炭素13から構成されていますが、これらの炭素同位体による不斉はごく僅かなもので、従来は不斉源として認識されていませんでした。今回、ピリミジン-5-カルバルデヒドとジイソプロピル亜鉛を用いた不斉自己触媒反応を行うことで、炭素12/炭素13という炭素同位体に由来する微少なキラリティーを認識・増幅させ、炭素同位体に由来するキラリティーに対応した反応生成物を高い鏡像体過剰率で得られることを示したものです。

この研究成果は、4月24日の「Science」誌に掲載されています。

Science誌へのリンク