アステラス製薬 米国CVセラピューティック社の株式公開買付け実施を発表 (2009/02/28)
去る1月27日、アステラス製薬により米国医薬品会社CV社のTOB提案が発表されていました。
当初の発表で総額11億ドル(約1100億円)の買収提案でしたが、これに対してCV社は2月20日、拒否決議を発表しました。
よって、現在はアステラス製薬による敵対的な買収に状況が転じていますが、今後買収を完了させることで、アステラス制約は米国での病院市場向けの循環器領域に販路拡大を推し進めるようです。
JSR 燃料電池用炭化水素系電解質膜の量産体制確立へ (2009/02/26)
JSRは、燃料電池用炭化水素系電解質膜の量産設備を四日市工場内に完成させたことを発表しました。
この生産体制強化により、自動車用換算で年間1~2万台の量産が可能になります。
炭化水素系電解質膜はイオン交換基濃度が高いためプロトン伝導性に優れ、高温・低温下での特性や、耐久性の点で優れています。これらの特長を生かして、自動車用燃料電池、家庭用燃料電池システム、携帯機器用ダイレクト・メタノール型燃料電池等、多くの分野で利用が拡大されることが期待されています。
ECI(旧エフェクター細胞研究所) 米国国立加齢研究所と癌治療薬の治験契約を締結 (2009/02/24)
この度、ECI(旧エフェクター細胞研究所)が有するケモカインMIP-1α誘導体製剤であるECI301について、米国国立加齢研究所(NIA)との間で治験契約が締結されたことが発表されました。
今後、FDAの認可を待って米国でECI301の第一相臨床試験が開始されます。
治験データはNIAとECIで共有され、今後の臨床試験に向けて検討されることになります。
ECI301は、これまでに顕著な癌細胞縮小作用が見出されているとのことで、今後の開発動向に注目が集まるものと思われます。
帝人ファーマ・武田 痛風・高尿酸血症治療剤の販売許可を米国で取得 (2009/02/16)
このたび、帝人ファーマが開発した新規の痛風・高尿酸血症治療剤フェブキソスタットについて、米国での独占的開発・販売権を有している武田薬品工業の完全子会社、武田ファーマシューティカルズ・ノースアメリカが、当該薬の販売許可をFDAより取得したことを発表しました。
フェブキソスタットは、新規のキサンチンオキシダーゼ阻害剤で、血中尿酸値を低下させる効果が確認されており、有効性・安全性両面の確認がされています。フェブキソスタットの発売により、痛風に苦しむ患者さんの新たな治療オプションが40年振りに登場したことで、痛風治療の現場から期待がもたれています。
民間6社 「バイオエタノール革新技術研究組合」を設立 (2009/02/12)
新日本石油、三菱重工業、トヨタ自動車、鹿島建設、サッポロエンジニアリング、東レの6社は共同で「バイオエタノール革新技術研究組合」を設立することを発表しました。
現在、地球温暖化減対策としてバイオエタノールが注目を集めていますが、原料が食料と競合することや安定的な供給、価格等の点で課題が残されています。
この度、バイオエタノール製造技術を保有する6社が共同するとともに、東京大学との共同研究や各研究機関と連携することで、食料と競合しないセルロース系バイオエタノールを用いた安価で多量に製造可能な技術を確立することを目指します。
トランスジェニック・熊本大 新規胆管癌マーカー認識抗体を特許出願 (2009/02/09)
このたび、トランスジェニック社と熊本大により、新規の胆管癌マーカーに対する抗体とそれを用いた診断方法についての発明が共同出願されたことが発表されました。
今回の出願は独立行政法人科学技術振興機構が掲げるイノベーション化事業への採択をうけたもののようです。
トランスジェニック社と熊本大は、熊本大学大学院の阪口教授の持つGANPマウス技術を用いて、網羅的に胆道系癌組織のマーカー探索を行い、今回のマーカー認識抗体の開発に至りました。
今後、実用化に向けさらに研究を進める予定です。
プレスリリース
プレスリリース
GANPマウス説明資料
プレスリリース
富士フイルム ペルセウスプロテオミクスを子会社化 (2009/02/06)
富士フイルムグループは、平成18年に第一ラジオアイソトープ研究所を、平成20年には富山化学工業をグループ化することで医薬品事業に本格参入していますが、今回、創薬ベンチャーであるペルセウスプロテオミクスを子会社化したことを発表しました。
ペルセウスプロテオミクスは、東京大学先端科学技術研究センターシステム生物医学ラボラトリーから技術移転を受けている創薬ベンチャーで、抗体医薬やバイオマーカーを開発しています。
今回の子会社化により、富士フイルムグループの持つ化合物合成技術・ナノ化技術・RI技術・画像処理技術などとの融合により、より治療効果の高い抗体医薬が開発されることが期待されています。
プレスリリース(富士フイルム)
プレスリリース(ペルセウスプロテオミクス)
グラクソ・スミスクラインと化学及血清療法研究所 パンデミックワクチン生産技術で提携 (2009/02/03)
グラクソ・スミスクラインと化学及血清療法研究所は、新型インフルエンザに備えて、新しい細胞培養技術によるパンデミックワクチン生産技術開発について提携することを発表しました。
従来、インフルエンザワクチンの製造には鶏卵が用いられていますが、ウイルスの同定から全国民分のワクチンの製造までに最短で18か月要するとされています。
今回の提携では、EB66細胞系をはじめとする細胞培養技術と免疫増強剤に関する技術を統合することで、短い製造期間で予防効果の高いワクチンの開発を目指しています。