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キリンホールディングス L-乳酸を高効率で生産する酵母の作製に成功 (2008/07/26)

キリンホールディングス フロンティア技術研究所は、グルコースからバイオマス由来プラスチックの原料となるL-乳酸を高い効率で生産する酵母の作製に成功しました。

バイオマス由来プラスチックの1種であるポリ乳酸は、原料となる乳酸の光学純度高いほど、耐熱性などの点でプラスチックとして優れた性能を持ちますが、一般的な乳酸を産生する乳酸菌を用いた方法では異性体が混じり、乳酸の光学純度が低くなる問題がありました。

そこで、乳酸産生能力をもたない酵母(Saccharomyces cerevisiae)に乳酸脱水素酵素遺伝子(LDH遺伝子)を導入して、グルコースなどの糖から乳酸を生成させる方法が試みられていますが、ピルビン酸脱炭酸酵素の働きを抑えることが難しく、同時にエタノールを産生してしまうため、乳酸の生産効率が低いという問題がありました。

今回、Candida boidiniiを宿主とし、ピルビン酸脱炭酸酵素の遺伝子を破壊してL-LDH遺伝子を導入した酵母を作製することで、グルコースから高い効率で高光学純度のL-乳酸を産生することに成功しました。

今後、バイオマス由来プラスチックの作製に応用されることが期待されます。

プレスリリース