トップページ» ニュース» 2010年07月

理化学研究所 麻酔なしで脳の活動をPETイメージングする技術を発表 (2010/07/30)

理化学研究所は、マウスを麻酔なしで脳の活動をPETイメージングする技術を発表しました。

従来、PETイメージングするには、麻酔をかけ、マウスを動かなくする必要がありました。しかし、麻酔をかけると、未麻酔時とは脳の活動が異なるものとなってしまい、本来の脳の活動を観察することが困難でした。

このたび開発した独自の固定装置やマウスのストレス軽減装置により、麻酔なしでPETイメージングを可能としました。

プレスリリース

アステラス製薬 VelocImmuneについてライセンス契約を延長 (2010/07/30)

アステラス製薬は、米国リジェネロン社とすでにライセンス契約済みのヒトモノクローナル抗体開発技術(VelocImmune)について、2023年まで契約を延長する事で合意に至ったと発表しました。

VelocImmuneは、ヒトモノクローナル抗体を生産するための基盤技術であり、この技術を用いることでより効率の良い抗体の取得が可能となり、新薬の開発への応用が考えられます。

プレスリリース

伊藤園 緑茶に含まれるポリフェノール「ストリクチニン」がインフルエンザウィルスの増殖を阻害することを確認 (2010/07/23)

伊藤園は、静岡県立大学薬学部の鈴木隆教授と共同で、緑茶に含まれるポリフェノールの一種ストリクチニンにインフルエンザウィルスの増殖阻害作用があることを確認しました。

これまで、緑茶に含まれるポリフェノールの一種であるカテキンがインフルエンザウィルスを不活性化させることは知られていましたが、カテキン以外の緑茶成分が抗ウイルス作用を有することはあまり知られていませんでした。

今回のの研究結果は、緑茶にインフルエンザウィルスの抑制効果があることを改めて示唆しており、Antiviral Research誌電子版に掲載されています。

プレスリリース

Antiviral Research誌へのリンク

理化学研究所 電位感受性蛍光タンパク質で脳の神経活動の画像化に成功 (2010/07/18)

理化学研究所は、独自開発した電位感受性タンパク質を遺伝的に組み込み、脳内の神経活動をリアルタイムで画像化することに成功しました。

脳内の神経活動を観察するためには従来、電位感受性色素が用いられていましたが、特定細胞だけに遺伝的に組み込むことはできず、カルシウム流入を可視化するため、電位変化と時間差が生じてしまう問題がありました。

今回新たに開発された電位感受性タンパク質は特定の細胞に遺伝的に組み込むことが可能であり、膜電位が変化すると立体構造が変化してFRETが起きるため、2種類の蛍光強度比によって電位変化を直接リアルタイムで可視化することができます。

今後、神経疾患などの研究へ応用が期待されています。

プレスリリース

北海道大学 正常上皮細胞ががん細胞を駆逐する現象を発見 (2010/07/16)

北海道大学は、癌抑制遺伝子Mahjong(マージャン)の欠損変異株を用い、その変異細胞が正常上皮細胞に囲まれた際に、細胞死を引き起こし、上皮層から除去されることを発見しました。

これまでショウジョウバエを使った実験では、正常上皮細胞と変異細胞との相互間の現象が報告されていましたが、脊椎動物での現象は未知でした。

この研究は、周囲の正常細胞に癌細胞を攻撃させるという従来にはない癌治療の可能性を秘めており、期待されています。

プレスリリース

DNAチップ研究所・竹田理化工業 超高速高感度Real time PCR装置の国内における独占契約を締結 (2010/07/09)

DNAチップ研究所と竹田理化工業は、米国WaferGen Biosystems, Inc.が製造する、超高速高感度Real time PCR装置「SmartChip」の国内における独占販売、受託サービスについて、戦略的提携を行うことに合意いたしました。

Real time PCR装置は遺伝子発現の定量性に優れ、SNPsやマイクロRNA、腫瘍マーカー、食品衛生など実に様々な研究分野に利用されます。
SmartChipは一度に5000以上の反応が可能であり、400前後が限界だった今までのPCR装置の処理量をはるかに上回ります。また反応系が最少100nlから行うことができ、数μl前後だった従来装置よりも大幅に感度が良いのが特徴です。

今後ますます高まる遺伝子解析の多様化、大量解析の必要性に備えた戦略的提携であると考えられます。

DNAチップ研究所
竹田理化工業
WaferGen Biosystems, Inc.

シスメックス 中国・アジア向けに生化学検査製品を拡充 (2010/07/07)

シスメックスは、成長が期待できる中国・アジア向けの生化学検査分野製品の拡充するため、日本電子および古野電気と生化学自動分析装置の販売に関する契約を締結したことを発表しました。

近年、中国・アジア地域では、ノンヘマトロジー分野の検体検査分野が伸びると予想されており、糖尿病のスクリーニング検査項目と既存の生化学検査項目が同時に測定できる生化学検査装置が注目されています。

この度、中規模以上の病院向けには、高速で微量検出可能な日本電子製品を、小規模病院向けには小型で処理能力が高い古野電気製品を販売していきます。

プレスリリース(シスメックス)
プレスリリース(日本電子)
プレスリリース(古野電気)

Micromet社 BiTE抗体の使用効果をPNASに発表 (2010/07/03)

米国Micromet社は、独自開発したBiTE抗体を使用した前臨床試験データに関する論文がPNASに掲載されたと発表しました。

BiTE抗体は、T細胞を活性化し、腫瘍細胞を破壊させることで効力を発揮します。
新たなガン治療につながるアプローチとして仏サノフィ・アベンティスが巨額のライセンス契約を結ぶなど大変注目されています。

プレスリリース

カネカ PCR結果を目視検出可能なツール「D-QUICK」を開発 (2010/07/01)

株式会社カネカは、PCRの増幅結果を簡単に目視で検出可能なピペットチップ型PCR増幅判定ツール「D-QUICK」を開発し、今秋より販売開始します。

従来、PCR増幅の確認には電気泳動が用いられていましたが、時間がかかる上、電気泳動装置や検出装置などの実験設備が必要でした。

しかし、この度開発した「D-QUICK」は、サンプルを吸い込んだチップ内でDNAを染色するため、検出装置を用いずに目視で迅速に検出することが可能となりました。

プレスリリース