人工核酸を用いてmiRNAの挙動をリアルタイムで観察 (2009/07/24)
理化学研究所の岡本晃充博士らは、核酸の特異配列に結合したときのみ蛍光する
人工核酸を開発し、生きた細胞におけるmiRNAの挙動をリアルタイムで観察することに成功しました。
この度の研究で使用された人工核酸による解析手法は、細胞から核酸を抽出や増幅をすることなしに解析が行えるので、ハイスループットかつ生体内での核酸の挙動を観察する方法として期待されると考えられます。
そして今回の研究結果のように、miRNAのような微小で検出が困難な分子に対しても、優れた結果が得られ、がん診断などの応用分野への可能性も広がります。
また、岡本晃充博士は、有機化学の考え方を利用した生体高分子の解析をテーマにされています。SNPsやエピジェネティクス(メチル化DNA)は、岡本博士が研究する代表的な解析対象であり、miRNA同様、創薬・診断などの分野で注目されています。この度の研究で用いた人工核酸を、これらの分野に応用することも可能かもしれません。
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