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武田薬品工業 抗肥満症薬ATL-962のフェーズⅢ試験を開始 (2008/12/23)

この度、武田薬品工業が英国ベンチャーのAlizyme社から導入した膵リパーゼ阻害剤である、抗肥満症薬ATL-962の第3相臨床試験を日本で開始することが発表されました。

ATL-962は2004年1月に武田薬品工業によって日本における独占的開発、製造、販売権が獲得され、これまでに評価が進められてきました。

今後、TL-962が抗肥満症薬としての新たな選択肢として確立されることが期待されます。

プレスリリース

花王 改質ポリ乳酸樹脂「ECOLA」を開発 (2008/12/22)

花王は、加工性に優れた改質ポリ乳酸樹脂「ECOLA」を開発したことを発表しました。

現在、環境負荷低減の観点から植物由来プラスチックの一つであるポリ乳酸樹脂が注目されています。ポリ乳酸樹脂は生分解性をもつ樹脂として用いられてきましたが、硬い・成形に時間がかかるなどの課題があり、用途が限定されていました。

今回、結晶化促進剤などの添加剤を加えることで
・結晶部の結晶サイズ、非結晶部の物性を制御して押出成形用の透明で柔らかいポリ乳酸樹脂
・結晶化速度を制御して射出成形用の丈夫で加工しやすいポリ乳酸樹脂
の2種類の改質ポリ乳酸樹脂を開発することに成功しました。

本研究成果は、プラスチック成形加工学会第16回秋季大会で発表されました。

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住友化学 電池部材事業部を新設 (2008/12/22)

住友化学はリチウムイオン二次電池用セパレータを扱う「電池部材事業部」を情報電子化学部門に新設することを発表しました。

住友化学では、ポリオレフィン基材とアラミド耐熱層を組み合わせた、耐熱性に優れたリチウムイオン二次電池用セパレータ(ペルヴィオ®)を本社部門のもとで開発・販売を行ってきましたが、ノートPC・携帯電話・デジタル機器・電気自動車等の分野で今後の需要拡大が期待されることから、基盤強化・早期拡大を目指して本事業を独立化させたものです。

今後、リチウムイオン二次電池用正極材や燃料電池用部材等についても早期の事業化を目指します。

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阪大発ベンチャーのクリングルファーマ スウェーデンで合弁 (2008/12/17)

阪大発創薬ベンチャーのクリングルファーマが、スウェーデンに現地子会社を設立したことを発表しました。設立された子会社は現地製薬会社との合弁会社です。

新会社はクリングルファーマヨーロッパで、クリングルファーマが75%の株式を保有します。新会社は北欧での臨床試験の進捗を担い、将来的には販売網の確立に貢献することが狙いのようです。

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エーザイ 「LUSEDRA注射剤」FDA承認へ (2008/12/17)

エーザイは、「LUSEDRA注射剤」の成人の検査・処置における鎮静を目的とした使用に関してFDAより承認を取得したことを発表しました。

「LUSEDRA注射剤」はプロポフォールの水溶性プロドラッグで、静脈注射後、体内でアルカリフォスファターゼの作用を受けることでプロポフォールに変換されます。

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信越化学 ポルトガルの製造販売関連会社を完全子会社化へ (2008/12/12)

信越化学は、ヨーロッパにおける塩ビ製造販売関連会社のCIRESを完全子会社化する方針を発表しました。

CIRES社は1960年にポルトガル企業と信越化学及び三井物産の共同出資で設立され、今では年間20万トンの塩ビ樹脂を製造し、ヨーロッパ各地での販売を担っているそうです。

今後、信越化学はCIRESを自社と一体化させることで、より一層の効率化を図りヨーロッパ市場での事業拡大を目指すとしています。

子会社化の手続きは信越化学のヨーロッパ現地法人であるシンエツ・インターナショナル・ヨーロッパを通じて行われ、最終的にCIRES社の保有する株式を全株買い取る契約が結ばれます。

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東洋インキ製造 米ぬか油を使用した環境調和型インキを開発 (2008/12/04)

東洋インキ製造は、サンエー印刷と共同で、米ぬか油を使用した環境調和型印刷インキを開発・実用化したと発表しました。

近年、印刷インキにおいては揮発性有機化合物(VOC)を削減することや、CO2を削減した環境調和型製品を開発することがすることが求められています。
現在、VOC削減を目的として「大豆油インキ」が全世界に向けて供給されていますが、外国で生産・収穫された大豆を用いるため、輸出入時に伴う輸送マイレージ・CO2排出量が大きくなってしまう問題を抱えていました。
今回新たに開発された「ライスインキ」は、国産原料・国内搾油した「米ぬか油」を利用することで、原料生産地と消費地の距離を短縮し、輸送マイレージ・CO2排出量を削減することに成功たものです。

研究開発成果は、12月11日から東京ビッグサイトで開催される「エコプロダクツ2008」展で紹介されます。

プレスリリース(東洋インキ製造)
プレスリリース(サンエー印刷)

タカラバイオ UCLAにライセンス供与を発表 (2008/12/02)

今回、タカラバイオはUCLAのグループが実施するメラノーマの遺伝子治療の臨床試験に、同社が開発したベクター導入技術であるレトロネクチンのライセンスを供与することを発表しました。

実施される臨床試験では、患者から採取したTリンパ球にメラノーマ抗原であるMART-1を認識するT細胞受容体遺伝子を導入後、培養増殖させ、再び患者の体内に戻すという手法が取られます。体内に戻されたTリンパ球はMART-1認識受容体を細胞表面に発現させることから、メラノーマ細胞に対して効率的に攻撃を仕掛けることができます。

この際、Tリンパ球に受容体遺伝子を効率的に導入させることが要求されることから、レトロネクチン法が採用されることになったようです。尚、今回の発表によりレトロネクチン法を用いた臨床試験は世界で44例目となったそうです。

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名古屋大・京大・東大・理研 ジベレリン受容体の構造を初めて決定 (2008/12/02)

名古屋大・京大のグループは、東大、理研と共同研究を進め、SPring-8を用いたX線結晶構造解析により世界で初めてジベレリン受容体の立体構造を明らかにすることに成功したと発表しました。

今回、立体構造が明らかにされたジベレリン受容体「GID1」は、2005年に世界初のジベレリン受容体候補タンパク質としてやはり同グループによって単離されていたものです。不思議なことにこのGID1は生物に広く存在するリパーゼに良く似た構造を有していることがわかっていましたが、今回明らかにされた立体構造から、ジベレリン受容体であるDID1はリパーゼの活性部位のアミノ酸が数個置換されたことにより、分子内にジベレリンを結合させることができる結合ポケットを獲得したことが明らかになりました。
また、今回の研究ではイネ、シダの両受容体立体構造が決定されましたが、これによりシダからイネへの進化の過程で植物体はよりジベレリンに親和性の高い受容体を獲得したことが推測されています。

今後、今回の成果によりさらにより効果的で効率的な植物の品種改良が可能になると期待されています。

尚、今回の成果は『Nature』(2008年11月27日号)に発表されています。

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