理研 ヒトES細胞から、層状の構造を持つ大脳皮質組織の作製に成功 (2008/11/07)
理研を含む研究グループでは、これまでにもマウス・ヒトのES細胞から、中枢神経細胞の特徴を持つ細胞を試験管内で分化させ取得することに成功していました。ただし、実際に生体で機能する中枢神経系の組織は、神経細胞が整然と集合しそれぞれの細胞が役割を分担することで初めて正常に働くようになります。これまで、研究グループでは、この「生体組織内と同じ、神経組織」を作り出すことには成功していませんでした。
今回、グループでは従来の無血清浮遊培養法を改良した新たな培養方法を用いることで、初めて「神経組織」をES細胞から分化させることに成功したことを発表しました。得られた神経組織は大脳皮質特有の層構造を有しており、自発的な神経活動を行うことも確認されています。今回の成功は今後の神経組織の再生医療分野にとって、画期的な成果と評価されています。
今回の成果はCell Stem Cell』オンライン版(11月6日付け)に掲載されるようです。
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