タカラバイオ 再発白血病に遺伝子治療の治験を開始 (2009/12/03)
タカラバイオは再発白血病の遺伝子治療の治験を国立がんセンター中央病院で開始したと発表しました。
再発白血病の治療方法として、ドナーリンパ球輸注(DLI)療法がありますが、ドナーのリンパ球が正常細胞を攻撃してしまい、移植片対宿主病(GVHD)を引き起こすことが問題なっています。
このような問題を防ぐため、HSV-TK遺伝子をドナーのリンパ球に輸注前に導入し、その後患者に遺伝子導入細胞を投与します。HSV-TK遺伝子を持つ細胞はガンシクロビルの投与により有毒物質を生産するという性質を利用し、GVHD発症時にガンシクロビルを投与することで、選択的に遺伝子導入細胞を死滅させ、GVHDの鎮静化を図ります。
このような遺伝子治療法が実用化され、多くの患者の助けとなることが期待されます。