理研 ストレス応答性の高度好熱菌新規転写因子を発見 構造解明 (2008/08/29)
理研が進めている「高度好熱菌丸ごと一匹プロジェクト」の新たな成果として、サーマス・サーモフィラスHB8株の定常期特異的に発現が亢進するタンパク質であるSdrPを発見しました。このSdrPの結晶構造を解明し、SdrPがDNA結合能を持つ転写因子であることが明らかにされ、またSdrPが結合する遺伝子の領域が実験により同定されています。
SdrPは定常期に発現が上昇し、飢餓や酸化ストレスなど定常期特異的なストレス環境に応答すべく酸化還元反応の調節やエネルギー代謝といった生命活動に関わる転写制御を行っているのだろうと推測されています。
尚、今回の成果は『Molecular Microbiology』(8月28日付けオンライン版)に掲載されます。