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理研 アルツハイマー病発症の原因酵素の立体構造を解明 (2008/05/23)

今回、理化学研究所のグループはアルツハイマー病の発症に深く関係するとされているベータ(β)セクレターゼ(BACE1)の活性型立体構造を決定し、活性調節のメカニズムを明らかにしたことを発表しました。

これまでに、BACE1がアミロイド前駆体を切断しアミロイドβ(Aβ)を生成させ、これが神経組織に蓄積することでアルツハイマー病が発症することが知られていました。よって、この酵素を阻害する薬剤を合成することでアルツハイマー病治療薬の創薬に繋がることが期待されていましたが、今までこの酵素の活性状態の構造は不明のままでした。

今回グループはBACE1の活性状態での結晶化に成功し、大型放射光施設SPring-8を用いた立体構造解析を行いました。解析の結果、周辺環境に応じてアミロイド前駆体がBACE1の活性化ポケットに取り込まれ、切断される様子を詳細に捉えることが可能となったようです。

アルツハイマー病治療薬の開発の糸口が掴めたことで、今後の進展に期待されます。

プレスリリース