バイエル薬品のヒトips細胞先行報道について、京大が緊急会見 (2008/04/12)
マウスでips細胞を初めて発見し、特許出願を行ったのは京大の山中教授であることは周知の事実です。
出願は05年12月になされました。さらにヒトips細胞について、山中教授は昨年11月に論文発表し、実際にはヒトips細胞は7月には完成していたとされています。
今回、バイエル薬品の元研究者の発言により明らかにされたのはヒトipsが同社によって昨年7月より以前、一部報道では5月ごろに完成されたということです。さらに、その時に特許出願もなされたのではないかとの声が挙がっています。
この一連の報道をうけ、今回京都大学が緊急会見を行いました。
会見の中で松本副学長らは「「京大はiPS細胞の本質にかかわる特許を既に申請しており、個別の事例に一喜一憂しない」と強調しました。
バイエル社がヒトips細胞に関する特許を出願していた場合、「成熟した細胞を、特定の遺伝子を導入するだけで未分化状態に戻すことができる」という根源的なメカニズムをマウスで発見した山中教授の先行発表をもって、どのようにヒトips特許の審査がなされるのか、今後の世界の医療に大きな影響を及ぼすであろう事だけに注目が集まります。